写仏の会を開きました。

2021年8月8日(日)15時から、コロナ感染症対策をした上で、写仏の会を開きました。

ご参加くださった皆さまありがとうございました。

始まる前に少し雨が降り、お天気が不安定な中での開催となりました。


全国的に大雨による被害が続き、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

一日も早く日常を取り戻し、安心して暮らせるようになることを願っております。


今回も日ごろ感じていることを語り合いながら、なごやかな場になりました。


ひと月に一回ですが、自分のことを語る場があることで、小さな自己への気づきがあったり、問題は解決しなくとも気分転換ができたりしています。

コロナで家に閉じこもりがちということもあって、上手にストレスを発散する必要があるなと思います。


これを読んでくださっている皆さんも、ストレスをためてしまわないように、自分を大事にしてください。

自分を大事にすることを「セルフケア」と横文字で呼んだりしますが、自分を大事にできない人は他人も大事にできません。

疲れたら休む、頑張った後はリラックスする。

自分自身をいたわってエネルギーを回復してから、次に進む。

そうすると困難なことにぶつかっても、ポキッと折れてしまうことなく、柔軟に乗り越えられます。

ストレスと上手に付き合っていくすべを知れば、今までとは違う生き方ができるかもしれません。

さて、今回の写仏は矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)です。

前回登場した不動明王(ふどうみょうおう)の脇に二人一緒に描かれているのが、矜羯羅童子と制多迦童子です。

青蓮院(しょうれんいん)のサイトによると、従順さを示す矜羯羅童子と反抗を示す制多迦童子は、不動尊の侍者ですが、三者三様の性格の違いがそれぞれに表現されているのだそうです。

何とも言えない不思議な魅力を持つ不動明王の表情に、三角関係にある二人の童子が加わって、微妙なバランスで描かれている国宝は、奥が深いんだなぁとしみじみ思いました。


次回は9月5日(日)15時からです。

初めての方も、初めてでない方も、お待ちしております。

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