2021年6月20日(日)15時から、コロナ感染防止対策をした上で写仏の会を開きました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回は写仏あり、写経あり、正信偈のなぞり書きあり、皆さま思い思いの時間を過ごされていました。
私は写仏で、迦楼羅(かるら)像に取り組みました。
初めて聞く名前でしたが、国宝に指定されている仏像です。
有名な迦楼羅の仏像は、奈良の興福寺(こうふくじ)と京都の三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)にあります。
興福寺では八部衆(はちぶしゅう)のうちの一人で、三十三間堂では二十八部衆(にじゅうはちぶしゅう)のうちの一人です。
いずれもインドのヒンズー教に登場する鳥の神様が仏教に取り込まれ、頭は鳥で体は人の姿をした仏像として伝えられています。
興福寺にある迦楼羅像は、ただ左を向いて立っている姿ですが、三十三間堂の迦楼羅像は横笛を吹いていますので、今回の写仏は三十三間堂の迦楼羅像だと思われます。
以前取り組んだ阿修羅像も、実は興福寺の八部衆です。
迦楼羅は龍(毒蛇)を食べるんだそうで、そこから煩悩を食いつくす、悪いものを食べてくれる神様として信仰があるようです。
他にも、雨を降らせてくれるとか、大雨を止めてくれるとか、土着の信仰対象にもなっているようです。
さて、写仏をやりながらこの仏像は一体何なんだろうと考えていましたが、終わって説明を見るまでは河童(かっぱ)かと思っていました(笑)国宝に対して失礼ですね。すみません。
今回もどうやったら手に墨が付かずに描けるかに気をつけながら進めましたが、だんだんとコツがつかめてきたのか、慣れてきたのか、手を汚すことなく終えることができました。
写仏の本には所要時間15分と書いてあるのですが、15分では終わらず、45分くらいかかったように思います。
次回はもう少し短い時間で終わるように頑張ってみようと思います。
次回の写仏の会は、7月25日(日)15時からです。
ぜひご参加ください。
<今後の予定>
8月8日(日)15時から
9月5日(日)15時から
お申し込みはメールでどうぞ。
welcometonensokuji@rainbow.plala.or.jp
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