起工式

2021年3月4日(木)11時より、起工式(きこうしき)を行いました。

解体工事が進み更地になった玄関付近にテントを張り、ご本尊を安置して、総代の皆さまと建築会社の中村社寺(なかむらしゃじ)の皆さま、東京三組寺院代表として組長の専西寺様とともに勤行をつとめました。


一般のご家庭の戸建て新築工事などでは、神主様にお祓いをしてもらうことも多く地鎮式(じちんしき)という名前のほうが有名かもしれません。

鎌(かま)、鋤(すき)、鍬(くわ)を入れる儀式では、設計士さん、総代のお二人と、社長さんに務めていただきました。

おかげさまで天候にも恵まれ、無事に起工式を終えることができました。

終了後にご挨拶をさせていただきました。古い客殿は、ご門徒さん自身も空襲で被害を受けていて、経済的に厳しい状況があるにもかかわらず寺にご寄進いただき、本堂が完成するまでの間、仮の本堂として仏法相続の場となってまいりました。

老朽化した客殿は解体になりましたが、仮の本堂として立ち上がってきたその歴史とご門徒の皆さまからかけられた願いを忘れることなく、新しい建物になってもその精神を受け継いでまいりたいと思います。

そして1年半の工事期間中に事故などが起こらないように、安全第一で進めてまいりますとともに、より良い書院を完成させられるよう、引き続き力を尽くしてまいります。ご門徒の皆さまには期間中ご不便をおかけしますが、どうぞご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

最後に、総代さんからのご挨拶をいただいて、お祝いのお酒を頂戴した後、記念撮影となりました。


今後、少し残っている解体工事が完了しましたら、お彼岸明けからは墓地塀の改修が始まります。また進捗状況をお伝えさせていただく予定です。


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