子育てとセルフケアの難しさ(ブログ)

 私は今三人の子どもたちを育てているのですが、同時に仕事もしているので毎日時間に追われています。ゆっくり座って何かをじっくり取り組むような余裕はなく、立ったままご飯食べたり、ノーメイクで送り迎えするような日々です(笑)

 娘の幼稚園にはたくさんのママさんが送り迎えにやってきます。年齢もバラバラで、服装や髪型もいろいろ。そんなママさんたちを見ていて思ったんです。私はあまりにも自分に手をかけなさすぎるなと。もっと自分を大事にしなくちゃいけないなと。

 別に雑誌の表紙に出てくるような素敵なワーママを目指すというわけではなく、子どものために犠牲にしてきた自分の時間を、取り戻したいのです。

 子どもが引っ張ったりするから、ピアスやらネックレスやらもかれこれつけてないし、腕時計も仕事中のみ。子どもが急に道路に飛び出したり、子供乗せ自転車はめちゃくちゃ重いので(子ども3人+自体重+自転車の重さで100kg超えます)、ヒールを履いていると捻挫してしまうから履けない。

 きれいなスカートをはいてるママさんも多いけど、道路で駄々こねる子どもを座り込んで抱きかかえるなんてできないから、スカートもはけない。

 本当にいろんなものを犠牲にしている毎日です。何とか時間を作って、自分を大事にしたいなぁ。セルフケアというのはそういうことです。資格の勉強や法話の原稿を考えるのに、子どもが寝た後の貴重な夜の時間を使うため、最近はお風呂もゆっくり入っている暇もなく。でも本当はゆっくりお風呂に入って東野圭吾さんの小説とか読みたいんです。

 先日お寺に来られた方は同じく三人育てたお母さまで、「今が一番大変だと思うけど、後になって思い出すのは、その一番大変だった時のことよ」と教えてもらいました。

 それ以来、この子どもたちとの時間を味わおうと思うようになりました。

 子育ては、効率化できないし、結果が必ずしもすぐに得られないし、給料がもらえるわけでもない。一人の子どもを一人前になるまで見守り、助け、伴走する。こんな一大事業はないですよね。

 そんな大切な時間をこうして味わえることの喜びをかみしめつつ、それでも自分も大事にしたいと葛藤する今日この頃です。

瑞雲山 念速寺 Zuiunzan Nensokuji

0コメント

  • 1000 / 1000