2021.11.22 02:01東本願寺の報恩講をご自宅から毎年11月28日は、浄土真宗の開祖である親鸞さんの御命日(ごめいにち)です。今年も御命日に合わせて7日間にわたるご法要が東本願寺で勤められます。一日遅くなってしまってすみません。インターネットをつなぐ環境のある方は、京都まで行くことが叶わなくてもご自宅からご覧いただけます。この機会に一度東本願寺のご法要がどのような雰囲気なのか、ゆっくり味わってみてください。真宗では、親鸞さんの書かれた「正信偈(しょうしんげ)」と「和讃(わさん)」を、僧侶と門徒(もんと)が一緒に声を出して勤行を勤めます。それは親鸞さんが「御同朋(おんどうぼう)、御同行(おんどうぎょう)」とおっしゃられたからです。阿弥陀(あみだ)さんの前に、僧侶と門徒に上下の関係はなく、平座(ひらざ)、...
2021.11.15 15:34写仏の会を開きました。2021年11月14日(日)15時より、本堂にてコロナ感染症対策をした上で、写仏の会を開きました。ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。今回の写仏は韋駄天(いだてん)です。もともとは古くインドのバラモン教に登場するシバ神で、それが仏教に取り入れられて仏法を護る神として伝えられてきたようです。釈尊のご遺骨、仏舍利(ぶっしゃり)から歯が盗まれたとき、非常に速い足で追いかけて取り返したというところから、韋駄天走(いだてんばしり)という言葉が誕生したんだそうです。いやぁ知らないことばかりです。釈尊は生前、弟子たちに、私が死んだら遺体への供養は必要ないと言っていたようですが、実は弟子たちは火葬してお骨をみんなで分け合いました。そして各部族ごとに石...
2021.11.15 14:07写仏の会を開きました。2021年10月17日(日)15時から、本堂にてコロナ感染症対策をした上で、写仏の会を開きました。ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。今回の写仏は弁天(べんてん)さんです。調べるまで知りませんでしたが、弁天さんは女性なんですね。もともとはインドのヒンズー教の水の神様のようです。よく見かける弁天さんは2種類にわかれていて、腕が2本の像と8本の像があり、それぞれ琵琶(びわ)と武器を持っています。琵琶を持っているほうが、インドの女神さまに近いんだそうで、音楽、福徳、学芸などの神様です。密教で大切にされている『金光明経(こんこうみょうきょう)』に登場する弁天さんは、武器を持っているほうの弁天さんで、戦勝の神様になっているようですが、ほかにも知...
2021.11.09 15:24報恩講が勤まりました。2021年11月3日(文化の日)に本堂におきまして、コロナ感染症対策をした上で、本年度の報恩講(ほうおんこう)を無事に勤めることができました。お参りくださった皆さま、お手伝いしてくださった皆さま、どうもありがとうございました。例年、文化の日は晴れますが、今年はまた暖かくて気持ちのよい一日になりました。当初はZoomを併用しての開催で計画していましたが、お申し込みがなかったので、ゆっくりとお話しをすることができました。今回は「お勤めの歴史と勤め方」ということで、いつもご法事で勤めている勤行の歴史と、その勤め方について具体的な資料をご覧いただきながらお話をしました。時間があれば皆さんと一緒に声を出したかったのですが、仏具の説明やご質問などもあって時間になっ...