写仏の会を開きました。


2021年5月16日(日)15時から本堂にて、感染症対策をしながら写仏の会を開きました。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。

今回も写仏と写経に取り組みました。写仏は奈良の興福寺で有名な阿修羅(あしゅら)像です。

おそらく多くの方が見覚えのあるお顔と思いますが、仏教書で見てみると阿修羅という存在はあまりはっきりとしたことがわからないのです。

よく戦いを挑む姿を象徴していると言われますが、善なのか悪なのかはっきりせず、両方の顔をもっているようです。

表情にも少し吹っ切れないものを抱えているような、複雑な心境が感じられるお顔です。

さて、写仏についてですが、今回は筆の具合がうまくいって、細い線が上手にできました。

だいたい腕のあたりがうまくいかないことが多いのですが、今回は細い線を維持することができました。姿勢は大切ですね。



続いて写経ですが、と言っても正確にはこれはお経ではないので書写になりますが、引き続き「正信偈」に取り組みました。

この書写本はすでに薄く文字が印刷してあるので、筆でなぞるだけで書写できてしまいます。

何かを見ながら書き写すわけではないので、とても簡単です。

その分、書き写すことに集中できるので、丁寧に書けて使いやすいです。

穴が開いているのは、書写が終わった後に、自分の好きな糸を使って和綴じにして、勤行本として使うことができるようになっています。

書写本をご希望の方はメールでご連絡ください。(本屋さんには売っていません)


写仏、写経の後は、コロナのワクチン接種の話で盛り上がりました。ワクチンが皆に行きわたるよりも早く、新しいウィルスが生まれ、まだまだコロナとのせめぎあいは続きそうです。

次回以降は6月20日(日)、7月25日(日)、8月8日(日)、9月5日(日)です。

お気に入りの筆記具を持参のうえ、ぜひご参加ください。

お待ちしております。

瑞雲山 念速寺 Zuiunzan Nensokuji

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