2025.07.13 11:38初盆会法要を勤めました皆さんこんにちは。梅雨が明けていないのに暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。今日は先日の初盆会法要のご報告です。7月6日日曜日に、ここ一年の間にお身内を亡くされた皆さまに集まっていただいて、初めてのお盆を迎えてのご法事を勤めさせていただきました。ご納骨を終えられて、しばらく経っているご家族もいらっしゃれば、まだご納骨からあまり日が経っていないご家族もいらっしゃいましたが、お参りいただいた皆さま、有難うございました。勤行の後、グリーフ(喪失体験)についての法話、お弁当を召し上がっていただいて昼休憩、午後はコーヒーを飲みながらおしゃべりする時間、茶話会を持ちました。法話では、昨年お参りいただいた方もご参加いただきましたが、日ごろの価値観の中...
2025.06.16 01:28初盆会法要が勤まります皆さまこんにちは。梅雨の季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。来る7月6日(日)に昨年から今年にかけてお身内を亡くされたご家族のための初盆会法要を勤めます。該当するご家族には郵送でご案内をお送りいたしました。今年も11時から勤行ののち、グリーフケアについてお話をする予定です。お話のあと、お斎(とき)を召し上がっていただき、午後からは茶話会です。昨年にご参加いただいた方にも少しお声がけさせていただいております。ご都合が合いましたら、ぜひ足を運んでいただき、気づきを得ながらご一緒に語り合いましょう。ご案内はしていませんが、グリーフケアについて、個別にお話を聞いてみたいという方いらっしゃいましたら、クローズドな会であることをご了承いただいたうえで、参加...
2025.02.19 11:24帰敬式のご案内皆さま、こんにちは。本日は帰敬式(ききょうしき)のご案内です。仏教で広く使われている仏教徒の名前は「戒名(かいみょう)」ですが、浄土真宗では「法名(ほうみょう)」と言います。法名は、葬儀の際に故人に授ける印象が強くありますが、仏教の教えを聞きながら仏教徒として人生を生きていきたいと思われた時には、生前にいつでもお名前をいただくことができます。住職である私も法名を持っています。御葬儀の時、表白(ひょうびゃく)という、儀式を勤める住職が故人の法名を読み上げながら、参列されているご遺族の皆さまに浄土の教えに出遇ってほしいという願いがかけられていることを確かめる文章を拝読します。その最後にいつも私の法名をもって敬って申し上げるという流れになっています。何を頼り...
2024.11.08 13:38報恩講が勤まりました皆さまこんにちは。11月3日文化の日に令和6年報恩講法要が無事に勤まりました。お参りいただいた皆さま、有難うございました。今年はお天気が良かったので、多くの皆さまがお参りになりました。お手伝いくださったお世話人の皆さまにも御礼申し上げます。皆さんご一緒に声を出して勤行を勤めた後、今回の法話は正信偈(しょうしんげ)の釈尊(しゃくそん)のお話の続きからでした。なぜ南無阿弥陀仏ととなえると浄土に生まれることができる(往生:おうじょう)のか、仏に成ること(成仏:じょうぶつ)ができるのか、その理由を皆さんで確認しました。釈尊のまなざしから見れば、私たちは「何と愚かなことをしているのか」と悲しまれている存在です。自分に問題はないと思っている私たちに、愚かなことをし...
2024.03.28 08:55春彼岸会を勤めました皆さま、こんにちは。去る3月20日(春分の日)に令和6年念速寺春彼岸会兼永代経法要を勤めさせていただきました。Zoomからのお参りの方も含めまして、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。天気がどうなるか少し心配していましたが、何とか法要の間は雨にならずに迎えることができました。夕方からは雨になりましたので、お手伝いいただいた皆さまは足元の悪いなかをお帰りいただくことになりましたが、皆さまのご協力もあり、無事に終了することができました。改めて御礼申し上げます。コロナが始まって以来、お斎(「おとき」と読みます、お食事のことです)が中止になっていましたが、久しぶりに多くの皆さまに召し上がっていただくことができました。ご案内状が間違っておりましたので...
2024.03.20 23:37本日、春彼岸会法話を上映します皆さま、おはようございます。春彼岸会兼永代経法要のご案内の表記が間違っておりましたので、本日は維持費とご志納の受付とともに、本堂で法話の録画を上映いたします。10時30分から 令和5年 報恩講の法話11時から 令和6年 春彼岸会(昨日の法話)お弁当は賞味期限がありお渡しできませんが、代わりにお茶とお菓子をご用意いたしますので、書院でお召し上がりください。どうぞゆっくりお参りください。
2022.12.04 12:11助けてと言えない社会(ブログ)最近、ジェンダーに関するニュースを読む機会が多くなりました。私自身が、お坊さんの世界でマイノリティだから、どうしても気になる問題です。性暴力、性自認、経済格差、生理の貧困、トイレ、生きづらさ、自己実現、ワークライフバランス、夫婦別姓、言葉、外見、洋服など、様々な視点からの意見を読むことができます。その中でいつも感じるのは、「あるがままの自己で生きることができない窮屈さ」です。これは男や女というような性別だけではなく、学校や職場、あらゆる社会の中で、それが起こっています。自己責任というメッセージが社会全体にばらまかれていて、自分のことは自分でやらなければならないという圧力があります。収入が少ないのも、能力が低いのも、自分の責任で、努力が足りないからだ、と...
2022.07.11 13:16新盆会法要を勤めました皆さま、こんにちは。2022年7月10日(日)に、おかげさまで今年度の新盆会法要を無事に勤めることができました。お参りくださった皆さま、どうもありがとうございました。少し曇り気味のお天気から始まりましたが、終わるころには暑さがだいぶ増して、汗をかきながら参加された方もいらっしゃったかと思います。皆さまとご一緒にお勤めをした後、グリーフについてお話をしました。以前にもグリーフについて触れたことがありましたが、お身内を亡くされてからあまり時間が経過していない方にとっては、ちょうどグリーフ(大切な人、大切なこと、大切なものをなくしたあとに私たちに起こる感情や反応や、その移り変わり全体を意味しています)の最中におられたかもしれません。話を聞きながら涙をハンカチ...
2022.03.22 03:23春彼岸会兼永代経法要を開催しました。皆さま、こんにちは。2022年3月21日(春分の日)11時から本堂におきまして今年の春彼岸会兼永代経法要を無事に勤めることができました。ご参拝くださった皆さまありがとうございました。寒かったり暖かくなったりと体調管理が難しい気候が続いていますが、今年のお中日(ちゅうにち)はすこし曇が出ていたくらいで、何とか皆さん足を運んでいただくことができました。正信偈(しょうしんげ)でお勤めをした後に、今回のお話しは、「浄土真宗の法話(ほうわ)では何を聞くのか?」というテーマでお話しをしました。前回は浄土真宗の勤行(ごんぎょう)、つまり「お勤(つと)め」はどのような歴史があって、どのようなお勤めがあるのかというお話をしましたが、今回はいよいよ浄土真宗の要(かなめ)に...
2022.02.21 12:36地域の有志による法話会のご案内こんにちは。今日は各地で開かれている有志による法話会のご案内です。特定のお寺との関係にとらわれず、ご法話を聞きたい方同士で定期的に開かれている法話会が各地にたくさんありますが、その中のいくつかを今日はご紹介します。
2021.12.03 12:39念仏の学校のご案内本日は、真宗大谷派が開いている念仏の学校のご案内です。京都のJR山科駅から15分ほど歩いたところに、山科別院(やましなべついん)というお寺があります。もともとそのあたりには本願寺八代目住職だった蓮如さん(れんにょ 1415-1499)が亡くなられた山科本願寺がありましたが、焼き討ちにあい、その後十七代目住職の真如さん(しんにょ 1682-1744)が東本願寺の境内地にあった長福寺(ちょうふくじ)を移設・再興したのが山科別院長福寺です。その隣に大谷専修学院(おおたにせんしゅうがくいん)という念仏の学校があります。学院生の多くは、真宗寺院の後継者ということがありますが、真宗や仏教の教えに触れたくて、一念発起仕事を辞めてここへきたという方や、定年退職後に入学...
2021.11.22 02:01東本願寺の報恩講をご自宅から毎年11月28日は、浄土真宗の開祖である親鸞さんの御命日(ごめいにち)です。今年も御命日に合わせて7日間にわたるご法要が東本願寺で勤められます。一日遅くなってしまってすみません。インターネットをつなぐ環境のある方は、京都まで行くことが叶わなくてもご自宅からご覧いただけます。この機会に一度東本願寺のご法要がどのような雰囲気なのか、ゆっくり味わってみてください。真宗では、親鸞さんの書かれた「正信偈(しょうしんげ)」と「和讃(わさん)」を、僧侶と門徒(もんと)が一緒に声を出して勤行を勤めます。それは親鸞さんが「御同朋(おんどうぼう)、御同行(おんどうぎょう)」とおっしゃられたからです。阿弥陀(あみだ)さんの前に、僧侶と門徒に上下の関係はなく、平座(ひらざ)、...