荷物の運び出しを終えて(ブログ)

新しい年を迎えて、1か月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?

新年のご挨拶をしておりませんでした。すみません。

遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


1月の中旬から、客殿にある荷物の運び出しが始まり、連日荷物の分別作業に追われておりました。

大空襲で焼け野原(水道橋付近まで見えたんだそうです)になった後、先代の住職がご門徒の皆さまからのご寄進で仮本堂(かりほんどう)を建てるに至り、以来現在まで、長きに渡り仏法相続の場としてたくさんの皆さまにお参りいただいてきた客殿と、いよいよお別れすることとなりました。

客殿の新築を計画していた先代の住職にしてみたら、この日をきっと心待ちにしていたことだろうと思いますし、志半ばで浄土に還り、心残りだったのではないかと思います。


先代の頃から時は経ち、時代は令和になり、建築関係の諸事情も変化し、先代の思いそのままを建てるというよりかは、時代に即して少し手を加えた客殿になる予定です。ですが、古き良きものは少し残そうと考えています。

建てた当時から現在までの荷物がほとんど整理されることなく、そのままになっていましたので、分別作業はかなり時間がかかりました。

棚や机のような大きなものから、写真の1枚1枚に至るまで、要・不要を決めていくのはなかなか疲れました。

先代の住職は華道、茶道の先生でしたので、道具が山のように出てきました。私にはこれが一体どのように使われるものなのかさっぱりわからないものばかり(失礼な話ですみません)ですが、使ってもらえる日を待っている道具たちはすべて残すことにしました。他にも数々の仏教書があり、時間をかけてまた整理していくつもりです。


解体工事はまもなく始まります。春のお彼岸には、もう跡形もなく更地になっている予定です。

最後に一目客殿をご覧になりたい方は、今週中にどうぞ。


工事の進捗状況は、また随時お知らせしてまいります。

ご不明な点がございましたら、いつでもご連絡ください。

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